ピーパー・ウーマン《ジュエリー・ボックス編》〔78〕あなたのお兄さん、勇太郎元気にしてる?それが~今市なんです。あれから...時間の配分がナンチャラとか言いながら一日中、冴えない顔でパソコンと睨めっこ、しかもパソ叩く指も麻痺したように動いてない。何かショックな事でもあったのか?って。フフフ~私が暗示を掛けたのよ?ええ?そんな事ありなんですか?時代の趨勢を誰が握っているか?その人物が再度現れた時のみ始動する設定にした!!なぜそういう事が可能になるんですか?レクチャーを会得したからよ。どういう経緯が?私が最も愛する親友に関与するんだけど彼女によって折伏された私は彼女を女神として心の奥底に置くようになった。彼女は後に後悔する。本来ならお題目を上げて一緒に行動して行くべきが、行動の規範がすべて彼女に設定された事で、ご本尊さまよりも上に彼女自身がなっていった。そういうものなんですか?ええ、実際の失恋で生きる気力を無くして死線を彷徨っていた私を、事実上救ったのは親友の教義愛だった。俺もそこはわかるような気がします。親友がそれ程心酔した教義なのなら俺だって同じように...人生は思想が左右するのよ!?