ルビー・ウーマン

 

初めて話しをしたお客様は、浮かない顔。旦那様が制止するのを振り切り、ウォーキングに出ていらしたのか、私には、旦那様の言われた内容を聞いて納得の領域に導かれた。最近は夜暗くなるのも速く、朝も明るくなるのが遅い…もしも、見えにくいことで段差に躓き怪我をしたらどうするんだ?とウォーキングに行くことに、異議を唱えて来たのだと言う。妻を思う気持ちに満ち溢れ、会わないのに、判る。優しい旦那様を持たれてる。羨ましくなっていた。当店でミネラルを買われた。すると、政治の世界は私どもにとったら、雲の上の存在で全く、わからないわ…と。年齢を尋ねたら私より七歳上だった。お嫁に出したふたりの娘さん夫婦と年に一度の交流を楽しみにされてある。お孫さんと会える喜びを語られた。そして、こう言われたのだ。その年に一度の旅の時、私らは全部費用を出します!と。現地で遊びに使う娘夫妻やお孫さんの費用も。老後、子供に面倒を看てもらう予定は全くないそうだ。