夕刊マダムのどきどきエッセイ

 自分の父親、脇田大佐を封印した母の心を今朝は詠みたい。海の藻屑になり帰らぬ人になって、なお、思慕は尽きんやったが、父を封印せんことには、その先を生きることは不可能やった。なぜなら、娘は強情やった。ほな行こうかあ。国賊と 罵られても 一旦は 我が父親を 封印すかな(私の行為を父は責めない)