うちが現れたら喜び歓喜するんは?

 

言わんでもわかるな?喜一郎や。スキップしながら躍り上がるに違いない。脇田喜一郎の名前はどいう訳か、ほぼ消えてるんや。転勤が多かったことで、定住が少なくて、歴史の記録に鮮明には残らんかった。孫がこれだけ、踏ん張ったことを、彼は澄んだ瞳で精査しているだろう。勝ち目はない戦争になぜに、赴いたか?幾らなんでも、今ならば回避出来る。五十六タイプは全滅したから?違う。戦争を経験し、日本は民主主義に転換していった経緯がある。つまり先人たちの汗や涙や、血液の賜物なんや。