アクアマリン・マン

 今の容子のやる気や気概は67年生きて来た中では、最高の数値を示している。なぜ、こういう、夢のコンセンサスを獲得出来たのだろう。執拗さが裏目に出ることは人生ではよく、見かけるが、容子の執拗さは今回は表目に出た。容子の主張を理解出来るとする人々を自然にゲット出来た賜物だと僕は見ている。日本人はさっぱり味を好む民族だ。根掘り葉掘りは、ハナっから嫌われ、相手にされない場合も多い。しかし、執拗であることに徹すれば、分(ぶ)があることをあらかじめ、想定していた可能性は高い。これから徐々に、容子の息のかかった者たちは、期待通り活躍する。全員一致で、かつてない程の正念場を抜け出ることに成功した。