西🏝姫瑠のアディショナルタイム(336)

 

三重県から働きに来ている彼が朝からセブン-イレブンに来て先輩と口喧嘩になりそうで、ひやひやした。しかし、お互い大の大人で決定的な言葉を出すことなく、何事もなく、良かった。お客様は自分の吸うタバコはスタッフ全員知ると思うけど、気が強い先輩はやり返した。あなたの、吸うタバコなんざあ、知るわけないですって。あたしは、タバコを差し出してお客様に頭を下げた。マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・5・ボックスだ。…やがて、何事もなく、彼は笑顔で店を出ていく。お菓子をもらったから、優しい対応の私ではないのだ。みんな、それぞれの感覚でコンビニを捉えている。それぞれ、好みがある。人間も、同じで試され評価されている。今の処、あたしの接客は神対応との評価をいただく。嬉しい。