ルビー・ウーマン1146

 髪を切ることなど、想定外で、しかし世の中がマスクなしになる直前を狙い家族が髪をきりましょうよ?を言ってくるのも店での様子を事前に話していたからだった。髪がみっともない、白髪なら切ればいいのに、まだ、見易いのに・・・って。風評が顧客にも浸透して朝、たまたま知っているお客さんに対応するとき、ジロっと見られている。つらい気持ちに追い込まれて相手の心が読めるだけにしんどかった。髪をなんとかしなさいな!!っていう強い視線。しかし天邪鬼なあたしはまだ、心で抵抗があって、切るなら、あのママの手でばっさり行きたい気持ちがある。何と言っても最初に相談に飛び込んでいったとき、誠心誠意で受け止めてくれたパレットのママの優しさ。妹のように感じた。しかし家族が、あんたの頭にぴったりなのはサンキュウカットだよ!!って譲らないのだ。ママのところは3050円で切ってシャンプーまでしてくれる。どんなに気持ちいいだろう。サンキュウカットも優秀なスタッフ揃いで、最後に夫と訪問したときのことを忘れない。彼は酸素ボンベを引いての入店だった。そのとき、私もカットしてもらった。まるたかの前で便利な立地だ。私は今になって切りたくない気持ちに段々なってくる。天邪鬼という病を抱えている。ここまでみんなに白髪でひっちゃかめっちゃか言われてきたことも要因としてある。年を獲ることに誇りが芽生えた証拠かもしれない。☆24338☆セブンイレブン時津浜田店☆