デニム・ブルーママン13の9

 中学一年はトータルで300人中、ずっと10位以内でほぼ一夜漬けの暗記学習だったようです。容子の勉強部屋は1畳しかない物置の部屋だったのです。窓を開けたらベランダで風も隙間から入りましたが、買ってもらった文机が大層お気に入り。それはそれは大事にしていました。しかし、私はあるとき、見てしまいます。座布団に座り文机に右の足を乗せて何かをしている。恐る恐る近付き見ようとしますがあまりに、そこで立ち止まるのも、不自然で、ガラスの向こうを何とか覗けないか?苦心しました。あとから、弟が教えてくれて、やっと解明する。容子は毛深い足が悩みの種だった…。一本一本、毛抜で抜く作業だったのです。f:id:hn0709:20220127211851j:plain