イエローダイヤ・マン1418

 僕は今朝、再びマディソン郡の橋を鑑賞して男の側からの苦悩を改めて検証してみた。驚いたのは一日目、家族を送り出したあと、ワンちゃんと戯れながら一夜が過ぎていたこと。僕はてっきり、送り出してすぐカメラマンが道を訪ねて現れたと勘違いしていたが、一晩は愛犬と過ごしていた。夜になり犬と過ごす様子に僕は見逃していたシーンの存在に、当惑する。翌日、マットを柱に叩きつけながら、埃を取る場面でカメラマンは目の前に現れた。車を動かすとその犬は激しく走り飼い主について行こうとする。走り方は半端ない。男性の苦悩について、僕はこれまで語ることはなかったけれど、彼は夫のいる女性を愛したことにより、相当に悩み、傷ついたのだ。夫から彼女を奪うなど、本来は出来ないのに、どんどん、女性のことを好きになっていく…なんでこんなに、火がついたのだろう。しかし、僕には分からないこともあった。会ってこんなに短期間で人を愛するのか?男性の苦悩が後手に回ってしまったのも、僕に懐疑があったからだ。本当に愛していたのか?彼にしか、分からない。この恋がそれだけ、稀有なものゆえ、そうだった可能性が高い。f:id:hn0709:20211222204433j:plain