やがて、一つのメロディと歌詞が容子の☆行動を促す楽曲の作り方☆に寄与してくる。幼稚園の大きな講堂には、園児の体の大きさの積み木があり、ピアノの教習を待つ間、みんなが家(おうち)を積み木で作っていた。しかし、やがて、片付けの音楽が流れて積み木遊びには終わりがくる。メロディと歌詞は?皆が知っている。耳にしたことがあるはす…お片付け〜お片付け〜さあさ、みなさん、お片付け〜この歌詞とメロディを毎回聞くうちにも、計らずも容子は作曲の基本に気が付く。それには、深い意味と展開が潜んでいた。行動を促す音楽。しかも、その一部です。これらの、メロディと歌詞の断片を繋ぎ合わせれば一曲は完成する。それが行動を促す音源だという気付きだったのです。