イエローダイヤ・マン1312

 僕は今朝素晴らしい映画に感動しハッピーエンドではないものの、この映画を僕が選ぶ10傑に確定した。結婚にここまで真面目に向き合う映画はかつてなかった。2018年イギリス映画、追想だ。恋人は音楽家。ひとつ…ここにも、従来の映画とは違う取り組みが垣間見え、しかも、男性のココロをかくも、明瞭に捉えた映画はなかった。男がなぜ結婚に踏み切れないのか、その迷宮を解く鍵は見事、明かされた。ビリー・ハウルは結婚まで踏切ろうとして、途中、別れてしまった彼女のコンサートを何年も経過して観にいく。彼女はすぐ客席にいる彼に気がつく。彼は一筋の涙を流し、彼女も涙を流す。僕の眼からも、涙は溢れて止まらない。