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 彼女たちの考えはあまりにも明瞭で自分にはお手本にすらならない位、遠く感じてしまう。しかし学業の面で自分はかつて自信があったはず。いつから後ろに下がってしまったんだろう?って。彼女たちとはお互いに同じ位のスピードで女性としてしっかり歩んでいたはずが、いつの間にかグラウンド半周は遅れを取ってしまったこと。不思議でも何でもないのでは?って思い当たるフシがあったのです。彼女たちは結婚によって優位個性を極めてきたこと、ご主人のポジションです。伴侶がふたりとも長崎の名だたる企業に勤務していた。しかしそれだけではなかった。子供たちを将来どんな職業に就かせるのか?当初からはっきり明示していた。ひとりは音楽家に。そしてもう片方の彼女は医師にしたい!!って。なぜ、そこまで具体的に出ていたのか私には逆に不思議だった。そこまで自分が決めてしまえる決断力。しかしそれはいわずもがな、彼女たちの教育熱の純粋な目線を表していて惚れ惚れする。しかし自分にはそこまでの決断力はなかったのです。子供は教室にいる彼女のような性質を持っていたらな・・・はありました。頭脳明晰でリーダーシップがあって好意的。頼んだ仕事は完璧にこなす。まるで自分の秘書さながらだったのです。教師でも憧れる生徒の容子。本当にそういう子供が自分に授かるのなら、結婚もいいな!!って。しかし取り立てて、何の努力もなしで、そういう子供を授かろうなど、虫が良すぎるのでは?と自戒するのです。