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 今季MLBオールスターだけは誰の手に賜杯が行くのか、全く予想が出来ず僕は初打点に寄与した元インディアンズのブラントリー選手かも?って思ったけど、しかし近かった。現インディアンズの投手、ビーバーが選ばれてフランコーナ監督も万感の思いだっただろうな・・・って。確かに素薔薇しい連続三者三振で見ていてもスカっとした。自分がこういう舞台に選ばれることさえ、びっくりする程の驚きなのに、ワンイニングを任されてしかも本領を発揮出来たことが評価された。それがこっちまでこうして伝わって来るのも彼の性格ならではだろう。全員が45番を付けて試合に臨み、故人となったスキャッグス投手の死を悼んだ。まだ信じられない気持ちでいる人ばかりだろうと思う。僕もまだ、彼が急ぎ旅立っていったことが信じられない。ただいまと、ひょっこり帰ってきそうな思いがあるのも事実だ。それ位、突然だった。死因も分からないことがなおスキャッグス投手を諦めきれない理由に挙がる。おとぎの国へ行ってもう一回帰って来るのでは?と僕もそこをまだ捨てきれずにいる。ビーバーは覚えやすいし、親しみ易い名前だ。これからは知名度も浸透してきっとこれからのクリープランドの逞しい柱になっていくことだろう。チームは元々和気藹藹として、僕は久し振りに見たフランコーナ監督の笑顔に大役を終えた知将の安堵を見たのだった。