ルビー-ウーマンr396 彼は親身になって、自分のアパートに泊まって行くよう勧めて来る。二階建の物件にいて一階にも二階にも寝るスペースはあるよって言ってくれるけど、私は他のことを想像して、いても立ってもいられない状態になっていた。旦那が来て父と言い争いになる。なぜ私が居ないのか?って。問い詰められたら、父にも当然言い分はあって、早くアパートから退去するように旦那に急かすだろうし、頭がパニック状態ではあっても、彼にまだ、旦那が居候状態でいる話はしていない。何もかも日帰り出来るの想定だっただけに、パニクリ度も半端無かった。しかしこのすったもんだの攻防に巻き込まれた彼は、優しくこう言うのです。帰りの旅費なら心配しないで、僕が出す積もり。朝もちゃんと駅まで送るよって。私は人様の車に乗ることは同じ時間を共有するだけにとどまらないことに覚醒する。危険もシェアしてしまうこと。ひとまず責任を感じている彼に自分なりの謝罪をするのです。