アクアマリン・マンa42 つい最近仕事で豊橋に行った友人にここの歴史は面白いぞ!!と確約を獲ったようにほのめかされ、織田や豊臣ではなく最後、徳川系になった歴史に日本男子の深層も刷り込まれているという発言だが、俺は最初信じなかった。全然知らない街だししかも名古屋がより有名だ。月とスッポンくらいの差があるのでは?と単なる冷やかしかエゴだと思って暫くそのままにしていたのだが、そいつが結構しつこい人間で調べたか?ってラインで言って来る。おお!!と返信したもののいきなり不安になってくる。彼は子供の頃から無頼派だったのだ。いきなり走り出していなくなる。どこへ行ったかというとキャンデー屋の後を追い掛けて暫くすると、自分だけそれを握ってぺろぺろ舐めている。置いてきぼりの俺達でまさかその二の舞ではあるまいか?途端に言いようのない不安に駆られたのだ。あの頃の男の世界は食うか食われるか?そこを思うと今のビジネスマンの世界なんて河童の戦争だ。頭を乾かしている奴は逆に必ず勝てるし、金を積めばなんとかなる。しかし読んでいく程に、この頃の愛知県が激動の時代だったことがわかる。ここまでの勇壮は今はどこにも見られない。スポーツや芸事に頭をチェンジしてそれぞれが健闘しているだけ。俺にはどうしてもそう映ってしまう。戦国の世の日本男子ってここまで凄かった....っていう驚きは、俺の使ってないねじを巻き終えるには充分だった。