イエローダイヤ・マンy656 これまでの生活を改善しないとこのままではどんどん太って行く。いや、問題なのはこの肉の付き方だろう。テレビで凄い映像を見てしまうと途端にげんなりする。筋肉が僕の場合ない。どこぞのジムに行って鍛えようという気持ちにもなれておらず、やっぱり僕は俗に言う文系なのかなあって思えてくる。毎日楽に暮らせればいいのだ。そんなに躍起になる必要なんかどこにもないと、自分を休ませる。しかしどこかでそれに警鐘を促す自分もいて盛んに体力増強や筋肉モリモリを言って来る。男性として生まれたからにはその男性の肉体でお褒めに預かりたい気持ちがある。しかしどこで封印されたのだろう。この道程の中で男であるを捨ててしまった感じがある。今のような暮らしを続行すれば体脂肪はある時点まで上り詰め、一旦その危険水域で自省したり病に倒れる場面が予想される。しかしこれといった対策も取れず、そのままその体系を維持していくんだな?は予想が出来る。こんな予想はこりごりだ。僕は以前の瘠せ型が恋しくなる。みんなにスリムだね?って言われ、デブ達からせん望の眼差しに包まれた。今はどうだろ。誰もが僕を見て、太ったか?何キロだ?としか言わない。今になって僕は自分が美系だったことに気が付く。ビジュアル系であったことはありし日の幻影となり果てたのだ。