イエローダイヤ・マン《標榜編》〔494〕俺は近いうちに転勤になるかもしれず、毎日戦々恐々としている。社長がそっと俺に寄り添い、特別デスクを設けるからね?って。恐らく福岡だろう。俺は余りうろちょろしたくない。福岡には知り合いが五万といる。福岡だけは御免だったがこれもサラリーマンの宿命。はい!!かしこまりました!!としか言えないのだ。こんな具合に郷里に帰るっていってもちっとも喜ばない俺は実は世界を渡り歩きたい願望の虜になってしまっている。極タウンの映像や、ロシアやカナダの映像で、どれもこれも優秀の美を俺に与え、しかも気持ちをリラックスしてくれる効能を持つ。なぜ、今更寒い地域なのだろう。俺も自分が解らないのだ。ただ、人類幸福の元本はやはり広大な土地にマスターキーが埋まっていて人類屈指の生活様式や幸福仕事術が埋まっているように思えてならない。もちろん南米やアフリカにも目を注ぐ。俺達地球人が今すぐにやらなければならないことは実は決定している。それは全員に幸せが来る仕様に、地球を組み替える方策を考え出すことだ。俺は無い頭を駆使しながら、これまで一人よがりだった自分を根底から変える作業に掛かり始めている。世界の中の日本の位置ではなく、世界の中でどんな役割を果たしうる日本なのか?嬉しい討議ではある。