ルビー・ウーマン《黎明編》〔224〕とうとう二男がお前の名前を大声で叫んだな?はい!!それもこれもやはり思いきって迷うことなく俺の名前を教えようと容子が決心したお陰だと。それにしても二男は喜一郎はどこだ??ってかなり喧しい声!!お前はオルモック近海にいるはずなのに、その声がはっきり聞こえたんだな?はい、十分に聞こえていましたね、例え自分が現世では形が無くなっても魂は生き延びて久しい。そのことを立証出来るとでも?立証は出来るでしょう、遺伝子があります!!そして石油という試練が同位です!!他の競争相手ならともかくお前のひ孫だぞ?だからこそ俺は口を挟まなかった。容子の意志に任せてきた。じゃあ、喜一郎が今年復活だ!!と大声で言えるのかね?はい、生誕120周年を準備万端にしてくれた孫の気持ちに応える為にも本心を隠したくはない。じゃあ、質問するぞ?ええ、お願いします。もしもあの戦争に突入という時に俺達の国が石油産出国なら?それでも恐らくは敗戦したでしょう。なぜ、そう思うんだ??もしも俺達が仮にも勝利していたら日本の民主主義は幕を開けてはいない。そうか?あくまでもそこなんだな。黎明の 民主主義来て 化けるかな☆こういうかったるいご時世、何が来ても歓待〔艦隊〕だろう、化けるにはパケるが架かる☆