俺の出番も四月からはなくなって残る日数を有意義にしていかなければ・・・とおのずと戦利先行になる。人それぞれ、生まれついた処の出自が異なるを、頭に描けなければいけない。人は平等ではないのだ。俺達は逆立ちしても金持ちにはなれないし、俺達の夕食にステーキが出ることは一年で一回あるかないか。しかしそこで負けている訳ではない。このことを今日は話そう。ちょうど、いいないいな外交の十七日も兼ねている。世界の飢餓に目を向けられないから心貧しい人ではないのだ。人様に迷惑を掛けないというだけでも立派なことで、俺が言いたかったこともそこに含まれる。自立自営が出来る人物に孫たちを育てたい。今日が良ければ明日のことなどお構いなし・・・そういった傾向のあった義父だったから俺も時に厳しく義父に助言したが、怖れ大きいことにその義父を次男は今回ブラジルから帰国して褒めちぎる。あんなに自由に生きた人はいなかったと息を荒げて称賛するのだ。デルスカイしておこう。義父コンプレックスだ。