ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔215〕また転校生がやって来ます。その男の子がメッポーカッコイイ少年だったためにようちゃんは、嫉妬に駆られます。せっかく親しくなったばかりのそのバタオさんがいつしか、その転校生と親しくなって、その子ばかりと遊ぶようになるのです。最初はようちゃんも後ろからついていって、新転校生の家の前で待つのですが中々出て来ません。二人ともサドルの高いサイクリング車。ようちゃんの自転車はママちゃりでした。何だか不安になるのは、せっかくカッコイイ転校生が来たというのに、やはり男子は男子と遊ぶのが定番で、女子はお荷物に過ぎないのか?っていうがっくり。いよいよ二人は出てきたか!!と思うとサイクリング車で競争始めてようちゃんを追い越して行きやがて見えなくなるのです。今でいうとあのジュリーの少年時代を彷彿とさせる、スポーツも万能タイプの男の子です。頭が良くて、カッコ良くて、しかもスポーツも出来て、ユーモア力満載!!この四つはしっかりようちゃんの頭に設定として座っていたのです。幾ら頭が良くても牛乳瓶の底みたいな形相では困るし、スポーツだけ出来ても物足りない。ユーモアは必須絶対条件だったのです。