サファイア・マン《面白い男編》〔155〕他に大きなカードの借金をしていることを話すチャンスが来ているな・・・しかし話し始めるキッカケにしては余りに乱暴過ぎはしまいか?まずはこの件を収めるほうが先決!!と小学校から二人の子供等が帰宅するのを待ちます。彼はそこまで怒ってはいない様子だがそれはあくまでも会社でのヒトコマ。もう少しで被害届を出す寸前までいっていたことを思えば、ごめんねジローでは済まないことは明白だったのです。なんとしても攻防しなければ?しかしこれは元はと言えば、シゲルちゃんがしっかり会社に届けて生活費を多めに渡してくれていたらば起こらなかった事?と自分本位に立って鑑みます。物事すべてを結果で我々は判断するけど発端や経過を吟味しなくちゃ!?って強気に出ます。彼はお金を惜しみ、ようちゃんにくれるのは八万円。この額がこの前判明したことが嬉しかったのです。あの頃大橋に行った頃は本当に済まなかったね?苦労を掛けたね?って。さすがわ~バンカーです。三十年前のことをちゃんと覚えていてくれた。どんなに苦労を掛けたかがわかってきたよ?って。今頃になって言うのはなぜ??とも思いますが金額が明数化されたことを喜びましょう。運は天に任せるのです。