サファイア・マン《面白い男編》〔145〕SKDの西村瑠璃花さんのファンがかつてテレビでこう明言しました。王という字がふたつも付いている!!って褒め称えたんですが、キャロルはその当時、自分を高く見積もっていたのでは?との推量も立つのです。バンカー独身をゲット出来たことは自分がきっと気配りがあって、好感度あったから?そして気立てがいい!!という彼の言葉も鵜呑みにしていたのです。しかしお世辞だった可能性が否めなくなっていました。彼がトイレのことで家族に迷惑を掛けてはいまいか?と微塵にも思わなかったことで、様々なことが頭に浮上してきてこれは・・・と慌てたのです。もしかするとこの結婚、新婚旅行も、結納も、そして薬指のリングも省略だったけどそれってよ・ほ・ど異常なことじゃないの??自分がしっかりしないとこの結婚はまた総崩れになるようなあぶない結婚では?経済力があってもそのカネの恩恵にあやかれないことなど、一緒に生活してみてわかったという衝撃・・・。それでも内なる声はこう助言してくるのです。誕生日に授かった男児のことです。今くじけてしまってはこの男児を育て損なう。もっと大きな寛容をもって旦那様を受け容れることも大切だ・・・と。籍を入れてくれたことだけでも満足なさいな!っていう示唆だったのです。