サファイア・マン《緻密な男編》〔117〕このときは鞄の下に敷いてあるその板の裏側に写真を入れていてそれに気が付く確率低くしていたのです。しかし彼は気が付き帰ってきてからこういうのです。びっくりしたよ、それが出てきたときには感動した!って。普通の感覚ならそこまで気が付かないはずなのに、彼はどこかで発見力があったのか?キャロルは成功を噛み締めます。しかしそれでも事は何の進展を見なかった。そこもあってか、むしろもっと別のことが他者を引き込むことに繋がるのでは?と。そういう日常の何がどうした?っていうことよりも大衆自然と結び付けようとする手法を鑑みたのです。みんながわかることといえばそれしかないのでは?と。なぜなら彼が届けをしないことは他の人々にとっては何の関係もない。キャロルはすぐにも一片の・・が浮かびます。雲は雲でも曇りに掛けたのです。彼の心には曇りがあってそれが真っ青な空を遠ざけている・・・と。しかしそれが誰かにわかってはまずい・・・彼に気付かれないように曇りのある銀行だということを知らせるスベ?いえ逆です。曇りは青い空だから当然ない!!一片の 曇りも見えない 大空へ・・・しかし彼はそっとポケットに入れておいたものを全然役立ててはいない、棄てて当然です。面白みやおかし味、ユーモア精神に欠けていたから?