ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔206〕その頃のキャロル達はある豪邸の家のインターホンを押してはキャーキャーいって逃げていく遊びをしていたんですが今もその家を通るたびに思い出します。当時そういう家は初で、あっちからどなたさんで?って訊いてくるんです。一度填まったら中々やめられず子供心はどこまでも追求の手を緩めず、自分も率先してそれをしていたのですが、このいたずらにもいつか飽きて、みんなで新しい遊びを考えるんです。キャロルは今の子供達が、コラ!!と言われたことすら余りないことが気懸かりです。コラ!!と叱られないような子供に未来を想像することは出来ません。いいことだけに専念してきた子供に贈呈される未来は実は非常に過保護な未来なのです。今日の章はとても大事で覚えてメモを採ってください。だからといってマギャクにとって悪いことに走れ!!ではないのです。想像力を駆使し極限まで自分を生かせる人になって欲しいから言っているのです。ここでカ行変則シフトを教えておきましょう。カ行、かきくけこに鍵があるのです。勝ち、吉、口、ケチ、コーチ。これを耳に入れて覚えましょう。人生で勝者になっていくには黙っていては進まない、そして最終的にどのコーチについたかで向上率も変るという実例です。