ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔205〕父はその頃、キャロルが二十歳だった頃、まだまだ夢を現存していて政治家になってやろう・・・とこころの奥底で占っていた可能性を否めないし、自分の理想に沿って人生を圧巻にしたい!と本屋にキャロルをアルバイトさせてキャロルの感化をどこかで期待していた節はあって、出来るだけ本人の意志を尊重するように変ってきています。家出が父の心にもたらした影響は大きくていないよりもいる場所はわかっている方が助かるという現実重視でいました。キャロルは父の見ている理想に嘘や欺瞞があることにうすうす気がついていて、世の中を動かす車輪がある程度見えていたのです。世の中で実力者と言われる人々の綻びのようなもので、それは自分自身が高校のときに追放されるように私立へ転校せざるをえなかったからです。オチコボレに選ばれた連中と一緒でよかった・・・・と今心から思います。なぜならみんな、いい奴だったからです。今もって虐めを語る諸先生にはこの時の学校から生徒に出した理不尽な裁可が語られることはなく、今のいじめどころではない受難を我々は飲まされてきたのです。そのことから視線をすっ飛ばして、教育を語る意味は全くないんですね。