イエローダイヤ・マン《標榜編》〔210〕俺の頭にイメージの卵が置かれてしまい、その処置に困っている。しかしその卵は邪魔ではなくていつも俺の体裁を観てくれている。そんな爽やかなこの前の松井珠理奈の出演で家ついていってもイイですか?という深夜の番組。なんと俺たちとそうは変わらないサラリーマンの男性が年収のほぼすべてをこのスターに入れ込んでいて何だか逆に羨ましくなったのだ。なぜならそれほど打ち込める何かが存在すること、それ自体が魔法のようだからだ。お・た・くという三文字では括ることの出来ない何かがあって、俺の心に置かれた卵とはそれなのだ。自動車に投資する若者もいるだろう。徹底的に自分の拘りを追求し自動車を愛して行くタイプ。或いは旅もあるだろう。お金を貯めることにそれほど拘らず、自分の人生を趣味に賭ける若者像にもインパクトバリューを貰う。彼らの吐息に比べれば俺の吐息は?すでに年寄り臭くて瑣末に感じる。ひたすら何かを思う気持ちの強烈さを俺も会得したい!!人をスキになるということの究極はここかもしれない。・ひ・としてこうしよう。人を好きになれ!!その気持ちは空腹を回避させる魔法がある。