ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔162〕キャロルは矢上神社で自転車の練習をしようとしますが、中々上手くいきません。ちょっと走り出すとすぐに倒れてしまうのです。しかし補助クルマもなしで、自分は乗れるようにならないといけない!という強い気持ちでいたのも補助クルマが両脇に付いていることが逆に危険なこともわかる。店主が優しい人で、細かく説明してくれる。坂田自転車です。補助クルマ付けて練習することは大事なようでとても遠回りなこともわかるのです。上手く回れないカーブが出てくるし、自分は補助なしで矢上神社でやろう!と発奮すのです。級友たちは後ろからサドルを押して倒れないように協力してくれます。それは一体なんの利益あるんだろうってふと思う。彼らはキャロルは乗れるようになるまで何日間か来てくれるのです。自転車に乗れるようになることが彼らの既得権益にもならないのに来てくれた、日参してくれたことがキャロルにヒントを与えるのです。人生でも同位かもしれない、キャロルが漕げることが他の人々を幸せにしてしまうものならそれが今だろう、何が要因といえるのだろう。彼らの快挙を母に話すと母はすっとんきょうな声で笑い転げる。何も理由なんかはないのよ!馬鹿ね?って。バカってるうをケサボイしておきましょう。〔馬鹿なのに勝ってること〕