サファイア・マン《緻密な男編》〔81〕今日の便はまたお昼くらいにお届けしましょう。何しろ後手後手ではいけませんが、キャロルも人間ですから遅延もあるのです。昨日のアストロズ対マリナーズ、残念だったのはクルーズがお休みだったことです。でもそういう休養が選手に偉大な力を与えることがあって二試合で3本のホームランを見せてくれたカノー選手がいつもクルーズの前の打者としていい刺激をクルーズに与えているんだなは納得に値するのです。普通は、プレッシャーじゃない?って思う場面ですがキャロルは羨ましい。そしてブルージェイズのエンカルナシオンも幸せな選手。ボティスタやそれを上回るドナルドソンが前打者としてペアでそそり立つからです。モノカキとしてキャロルにはこういったライバルがこのニッポンにいないことが寂しいし、誰も自分を上回る人間がいないというのは国民的流儀からしても味気ないものです。しかし昨日のラスムスには驚愕します。彼は三塁にアルトゥーベ選手を置いて、ツーアウト一塁三塁で、ボールカウントツーストライクワンボールで、なんとセイフティバントを強行してアルトゥーベ選手をホームに返したのです。失敗すればスリーアウトで終わってしまうのにチャレンジしたムコウミズな精神力〔ベンジャミン〕と、このラスムス自体が満塁弾を打てる男だけにお見事・・・・。つまりアストロズは必ず浮上してくるということなのです。後でこれは訊いてみたいですね?監督策?それともラスムスオンリー策?