トッポキャロ構想、このコーナーでは主婦脳ってのを最大限に生かしながら国の中枢が考え及ばないような国際チャンスやジャパン案件を主婦みずから出していくっていう狙い。この一週間でキャロルが知りえたのはほぼ異端の人々だ。自分が知らなかったことこそが迂闊だが彼らをまだ、この国の粋筋ラインだと認定するのは難しくて、おのおの個性あるのはわかる。それぞれいい部位ある。光っているそれらをキャロルが教えてあげるのも一理あるのだ。例えばノンフィクション作家の澤地さんには心酔した。自分が知りたいのではなく何らかの覇気によって彼女は入念に調べている。時間を存分に投入して、二、二六事件についてしらみ潰しに追う。自分の功名心など皆無だ。ここに惹きつけられるしモノカキの根本だと思うのだ。政治家も彼女の爪の垢を煎じて飲んで欲しい。きっと何かが見えてくるとそう思う。歴史をないがしろにせず誇りを持つとはそういうことなのだ。