いじめに負けない人生論、これをはずすととても教師にはなれないしなり損ねるといっても過言ではない。なぜならキャロルは教育一家で育ったからだ。両親の闘争をずっと見てきた。この国がどうすれば精神的に這い上がれるか、この目でずっと推移を見守ってきた一員だからだ。父は司法試験にも合格出来ず、校長試験も受けたのかどうか知らないがそれも実はなかった。選挙にも落選。しかし一冊の本を出版。読んでみたときキャロルは第一声!!家族のこと、一行もないなんて、寂しい、家族のことはどうでも良かったわけ??って。第二声!!ええ?人様の短歌を勝手に引用、これってあり??一体この仏教短歌、どこから探したの?しかしながら大三声が良かったんだろう。ちょっと待てよ、この挿絵、とっても気分が穏やかになる・・・一体誰が描いたの?この第参声が父を喜ばせた。この挿絵を描いてくれた女子は大学に行きながら、まるみつというパチンコ店でアルバイト、苦学してデザインを身につけたんだよって。嬉しかった、父は様々な身近にいる人物を観察しいつか自分の手で引き上げてあげたいとそう思っていた。生徒を引き上げる・・・これが教師のガンポンなのだ。