お父さん、早朝からごめんね、、?ええ?なんのことだ?俺はてっきりあのことだと思った。キャロルが車で外出していて、その駐車スペースにいきなり断りも入れず入ってきたクルマがあった。前代未聞の出来事。それが置き薬の会社のクルマ。長女の紹介だったのだ。それにカッときて、俺はもうこの薬箱は引き取ってくれ!!って言い放ってしまった。長女のことを考えればそこまで言ってはいけなかった。そしてその薬屋も申し訳ございません、どうか今回だけは許して下さい、薬を置いてください!!とは懇願しなかった。俺なら必死で謝るし、置いてもらおうと努力する。最近の若者は本当にさらっとしている。これじゃあ世の中渡れない。謝る、そしてお願いする、必死で攻防する。自分が悪いと思うのならやれるししなければなるまい。淡白過ぎるのだ。長女からの電話はギリシャがこうなったからには、今が売りどきっていう知らせ。でもこういうときに俺は急がない。一ヶ月は様子を見る。キャロルは一時間で動く。換金主義だからだ。しかし俺はじっと情勢をまだ伺うしその価値があると睨むのだ。