人生の頂点は名誉や勲章だと長い間こころのどこかで思っていた。そういった教唆から解きほぐされてキャロルはゼロに戻った。なんの為にみんながあくせく働き家庭を守ったのか?その呪縛こそが献身だったのだ。小さなときから、努力を惜しまなければきっと一人前になれるという教えを叩き込んだ強いニッポン男子、源作の奇しくも33回忌。ここで立派に彼の子供達全員が揃うという快挙。男三人女三人、六人の子供達を再婚もせずに育て上げた素晴らしい厳父。露天風呂でキャロルはあくせく働いている人々にも必ずご褒美があることに気付かされる。ほぼ二十分だが、ひとり、その露天風呂に貸切状態になった時間があったのだ。これだったのか?神さまからのキャロルへのご褒美って・・・。でわショットタンお願いします。分刻みで 移動を余儀なく さる人も ふとしたことで 露天風呂かな〔こころに露天風呂構想を持ち、いつでも田舎の山間を想像出来る余裕が人生をそのものを豊かにするのでは?〕