ルビー・ウーマン《黎明編》〔64〕天才の脳に犇くものが10あるとする。凡人には?そうですね、はっきり言って世の中の比率から小生は述べたいと・・・。どういうことかね大佐?つまり凡人は生きるバームクーヘン、真ん中が逸脱しているということです。ふ~む、僕だって、それを言うなら凡人かもしれない。元帥は戦争のプロですから、ここでいうのとは次元が違う。というと?創作に於ける天才とでも言い換えましょう。天才はひとつの事象やマテリアルを見て幾つ創造するか?天才が10の場合、凡才はゼロということです。すると、天才が3の場合はどうなる?やはりゼロだと思います。そうすると、天才が37の創造があるときに凡才も2くらいは創造するだろう?それは安易です。凡才はそもそも創造力が皆無に等しいとの分析が立ちます。ではバームクーヘンではない場合を天才としよう、何を知っているのだ?なにが凡才の上前を跳ね、逸脱するし、格上なのだ?恐らくその、なにを解明するのが孫容子でしょう。そうかあ、ツボを知っている、すなわち大衆牽引や遠心随意も簡単に出来るということだな?誘導尋問のようにも聞こえますが、さっきの逸脱に秘密があるのです。それは??容子は現世に生まれる前から恐怖を抱いていた・・・その原因は?両親がののしり合い、喧嘩をしていたからだろう?でもなぜ?それを知っていたのですか?あらかじめ、容子には我々以外から、情報が入っていたとみるべき。な~るほど。我々を超える処の?そうです、存在の起源にも相当するものです。