本当に夫婦って難しいわね?キャロルの場合とくに。だってこうやって、家にいるってのも仕方なく・・・。なにもやることはない。なぜなら、キャロルのやっていることはすべて仕方なく・・・。この家に帰って来たのも仕方なく・・・。大好きだった彼がトンズラしたからだ。もう恋なんか二度としたくない!!それくらいにずたずたになって帰ってきたし、こころここにあらず!なのは、まだあった。恐らくキャロルは、この家にいて、一生を過ごすということを未来予知していて、当たっているから、頭打ちの状態になっているし、気分転換だ!!と映画を観ても、なにをしても、キャロルのこころは晴れない。ビールを飲んでも、キャロルのこころはすぐれない。ノンアルコールビールもすでに呑んでいないし、コンビニにも暫く行っていない。こうやって、滋ちゃんに愛情の在り処を問い質されて、とっても困惑しているのが実情・・・。彼が只者ではない証しでもある。そういう新奇臭いことも結婚の偽らざる真相部分で、お鉢が回ってきたというと聞こえはいいけど、多くの家庭が病んでいる実情とも絡んでいて語る価値はあるのかも。虐げられた男の物語りや女の物語りはニッポンだけの巻物ではないからだ。