ルビー・ウーマン《黎明編》〔34〕生まれる前から、すべてを、約束されている子供の何が、不安なのだ??そ、それは・・・ニッポンに培われた、古き善きもの、古き善き時代の伝統の崩壊が起こるのでは?と。いいや、口からでまかせの嘘をつくんじゃない!!とその市井の神は自分をかなぐり捨てて怒り出します。お前が心配なのは、そういう国の大義ではないはずだ?お前が心配なのは・・・大佐は、身構えます。そして、素直になって、吐露します。最初の子供はなぜ?流産してしまったのですか??教育方針が樹立出来なかったからだ・・・。そういうジレンマを母親にはインプットしてある。最高の子供を育てるようにと。あまりに、高い希望だったのでは?脇田大佐は、やっと神の本意の正当性に気がつきます。だから・・・自由の二文字のみの設定だったのかあ。わかったら、さっさと動くんだ。何度も何度も、応募するように、仕向けるんだ。当選しない限り、この文脈は進まない。