ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔29〕父は帰宅したキャロを最初の二日間こそは、そっとしておいてくれましたが、三日目には、締め上げにきました。もちろん、口論も暴力もありません。キャロの生き方に警鐘を促したのです。成人式の翌年、一月十五日までの半年間、黙って、おうちは、おいの言う通りにしてみんね?おいの・・・とは、俺のという意味。おうちは、お前という意味。父が、強引手法に出る時の、長崎弁ですよね・・・。