ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔31〕まさお君は一ヶ月もしないうちに、キャロを追い掛けてきたので、ある意味嬉しかった。一緒に、親戚の家に居候していたわけですが、キャロが消えたので、いたたまれなくなったのでしょう。キャロは父の言い分のある部分に、美味を見出したのです。二十歳の成人式、一月十五日を一秒でも過ぎたら、おうちの、好きな人生を歩んでいい。一秒??それは、厳密であったし、父の、ユニークさでもありました。中三の中体連〔今で言う中総体〕で、惨敗したあと、キャロは矢上書店という本屋さんで、店番なるものをやっていて、その旨みを味わっていた・・・。そこは、大きかったですね。本の流通の仕組みのみならず、本の中に入っている、栞のようで、栞ではない値札。ここは、厳密ですからね。もう一回、本屋で、勉強出来れば、鬼に金棒~え??アイハブアブック、中一で、これを、最初にしゃべったときに、じ~んときましたがなあ~アイハブアブックって、キャロが言うと、怖がる人ばっかりの国・・・。いやいやいやいやいやああ、愛ハブアブックに言い換えてあげまひょ♪