松本清張さんだったら、いかに写実するでしょうか。山崎豊子さんなら、どう興すでしょうか。父は、あとは、おうちに任せるよって言っているような気がするんです。キャロもテレパで返信します。親鸞 や法然についてをお父さんはしたためて・・・。もっとも、コタツの板が撤去されているから、頭の中で構想して安らかな気持ちでいるのよ・・・。来年の2月24日で、91才になるのよ。その長寿を、こころから神さまに感謝しましょう。人間は裸で生まれて、裸で死んでいくの・・・。それにしても、いつも、ホームレスのような格好をして、毎日2リットルの豆乳を摂取する事で飢えを補っているような弟が、ひとりで使える金額じゃない。誰かに貢いでいる?女?とも考えましたが、朝方、弟が帰ってしきりに洗濯機を回してるかと思って覗くと、男物の、靴下やシャツ、肌着・・・。父が首をかしげていたんですね。あの世に行けない事情はそこなんです。お迎えが来ても、キッパリ拒否〔キョヒ〕るでしょうね。キャロも責任があります。詩歌やエッセイ、音楽も大事って思うよ。でもこのままでは、父も、弟も、先がない。キャロにも名案が浮かばない。今夜訪問して、病院に戻ることを勧めるしかない。これからは、教授を本当の息子と思って、頼っていくしかない。〔おうち=長崎弁であなた〕