ルビー・ウーマン《復讐の館編》〔50〕真実の文武両道の路線を見間違うことのないようにって、キャロ思うんです。弟とその友人。どちらも可愛いし、六歳下ってことは、キャロが中一で、ふたりともが、小1。兄弟っていうより、かなりの、格下ですよね、その二人を比べると、やはり、弟はどこかで、逃げて逃げて、今日があるって、キャロ、厳しい判定下すんです。兄弟だから、彼を上に??いいえいいえ、キャロは厳しい生き方を自分がしてきました。だから、天秤の中心をずらしたり、出来ないんです。父の育て方、母の育て方、その両方に難があったと、調停しますね。キャロは、ここまでずっと、弟に優しく対してきた積りです。でもね、こうして、病床の宿七さんを、見舞うたびに、判ってきたことも多いんですね・・・。