医学界、そして、政界、教育界、法曹界、そして財界、マスコミ界。このマスコミ界っていうのの、漢字登用をまず整えないとね。ジャーナリズムなんて、呼称して来たから、どこから見ても軽いジャーネリズムになって、堕ちるとこまで、堕ちたんだよ。英語や外来語じゃ、てんで駄目なんだ。報道界ってトリマ言っておこう。アメリカのマッカーサー元帥がタラップを降りてきた時にね、コーンパイプをくわえながら、きっと、考えていたことはね、戦争には確かに勝った。日本の男達には、勝ったんだけど、この国の女性は?一体、どういう観念を持っているのか?ってとても、半端じゃいられない位に、紳士的に考察したと思うんだ。まさか、キャロの母みたいなのが、生き残っているとは、露ほどにも、想像はしなかったと思うんだ。つまり、母の中で、あの大戦は終わっていなかったんだよ。もちろん空中での爆撃やなんかは、終わったさ。しかし、肝心の脇田大佐の遺体とも会ってないんだよ。人間、楽な方に、考えるからね、どこかで、生きているかもって。実際、奇妙な話、キャロ、あの与那国島慰安婦に出てくる脇田大佐が果たして、キャロの祖父かなあ?っていう処の疑問っていうのがあって、これまで書くの控えてきた。確かに、医師達との交流はあったんだ。だけど、1944年、11月25日に霜月と運命を共にしているから、キャロ的には、違うっていうのが、6で、正解ってのが、4なんだ。あの頃には、家族でさえ、任務のホンモク〔本当の目的、本牧のイオンから来ている〕は知らされていない。隠密司令とか特別司令があったからね・・・。