このモーニングを味わう人々も妬みやそねみ、ジェラシー、怨念がニッポンを小さくしてきたこと思い当たるだろう。それほど難儀なもの。しかしそれらを踏み台に出来るのが本当に実力のある人間だとキャロは思うんだ。キャロルも幼い頃、兄弟がいなくて寂しくてたまらず、自分に兄弟いたらどんなに幸せか?って友人をそねみ妬んだ。しかしあるときに弟誕生!!もうそねみは消えてみんなと同じ位置にいる自分に恐れを抱いた。そこまで苦慮してくれた両親に畏敬の念を抱いたのだ。正真正銘いい子になろう誓った。その弟が長崎の諏訪神社で、高校一年でかつてない挫折を経験する。ナガサキっこはお諏訪さんと呼ぶその神社に飼われているアライグマ。それを毎日のように見ながら俺のように可哀想って。檻に入れられて窮屈に思えたのだろう。こころ優しい彼は学校を転校しなければならなくて迷っていた。学業不振だった。大好きだった短距離にも心が向わず陸上部も退部。彼の苦悩は次世代に引き継ぎたい。なぜならこういった偏差値教育は延々と続行され今もあるかもしれないからだ。彼の瞳の輝きは失われ教育一家ゆえ苦しみは半端ではなかった。ハセスの法則・・・弟の瞳が涙にくれていたら善処する。気立てのいい姉なら一世一大のテーマとして解決するだろう。