今日の語外論草ギルバート・グレイプ!!いい映画を観て陶酔、感動したのに、題名すら覚えてなくて・・・あらすじだけが頼り。こういった映画、キャロルにも二本ほどあり、昨日またイッポン増えてしまう。アシュトンカッチャーさんが出る守護神をある映画と勘違いしていた。そのある映画とは兄が幼い頃に自分のせいで弟が死んでしまうと思い込み、ずっと悩むがあるとき山奥で、弟が舞い降りる。死んだはずの弟と毎回そこへ行くとキャッチボールが出来る。あのときの兄弟役ふたりが目に焼き付いて離れない。もうひとつは列車転覆をビデオにとってしまう少年の顛末だ。ここもアメリカの田舎町。鉄道マニアの少年がスリリングな何かに巻き込まれる戦慄映画。こういったゾクゾクが今の映画に見られない。進歩だ・・・。あまりに進歩が加速して情緒を殺してしまったのだろう。それにしても二十年ぶりくらいになるのだがあのギルバートブレークに大感動した。主演のレオ様もだが改めて思ったのが、あの一家を背負う青年役を演じたジョニーの演技卓越と、彼の物語での立場だ。そんなにウカウカしてはいられない。一家を背負う実情が、あれよりも数段重くなるのが未来のニッポンダンジの現実だからだ。