サファイア・マン《面白い男編》〔15〕弟がもしもキャロルのよみびとしらすを読んだら、もしかしたらおお!!って言うかも?って最近は見せてみようかなあとも考えたりします。何しろ我が家には、初版千冊のうちの365冊のよみびとしらすが、売れなかったと販社から返還されて戻ってきています。これを売りたいな~って思っても、中々難しくてリタイアしました。弟は説教されるのが大嫌いと言いながらマジメな本を沢山読んでいる。矛盾ありますよね。そして芥川龍之介川端康成、そして金閣寺を執筆の三島由紀夫の文体を尊敬しています。キャロルが村上龍さんの本も読んでみたら?って言うけど、知らないって首をかしげるのです。こんな長崎屈指の小説家を知らないなんてびっくりです。きっと新聞を隈なく読む彼のことですから、知っていて知らない振りを?でもそうする理由がないですものね。もしもライバルなら、知らない振りはあるかもですが、彼、弟は一介護者。それなのに新聞は読売新聞を隈なく読んでいる。図書館で?とも思いましたが、この間は切り抜きをくれたので、個人宅に配達されるのを読んでいる可能性高い。それは消えるダイエーと天ぷらいうコラムでキャロルも読みました。彼の頭の中は生きることに必死でそれしか見えてはいない。それなのに新聞を?ここなんですね。不思議な巡りあわせですよ。キャロルが潔くニッポンの新聞を捨てたのに彼は拾い大事に読む。どっちが思考にプラスが生じるか?これもセカイを股に架ける実験材料なんです。