アクアマリン・マン32

 年をとっても仲が良いおしどり夫婦を見ると僕はついつい見とれてしまう。妻に甲斐甲斐しく世話される夫が羨ましい。そのスキンシップは赤児に対するものより、熱いと受け止める。要するに男はいつまでたっても子供なのだ。真っ先に自分を見て欲しいは、常にある。男のそういう自分が一番を知らない妻は意外にも多くて、いつまでたっても、仲の良い夫婦の妻は、それを知る。認識力が人一倍強いのだ。なんでここまで男が、甘えん坊なのか?それは幼いときの自分を見ていてくれた母の影響を受けている。構ってくれた母であっても、放任した母であっても、男は母への思慕が強烈だ。その残骸に該当するような妻にはならない。この意欲が妻には必要だ。長い夫婦生活をしたたかにしていく起爆剤になりうる。f:id:hn0709:20220111230728j:plain