デニム・ブルーママン12の14

 周囲がみんな容子の存在を認め誰ひとりとして、ぞんざいには扱わない。心の平安は、そこでしょうか。このまま、12歳のまま人生を終える訳はないのに、怖れはあったのです。昨日と今日の区切りは時間的なものだけだろうか。いや、何が決定的なニュアンスが明らかに介在する。個性を活かし生き方を強固にし、しかも、努力を積む姿勢でいる限り様々な事柄は良い方へ向かうはず…。大雑把な惰性ではなく、目的重視の生き方を模索している姿に私はあの子のやることを寛容に見守る姿勢になれたのです。いつか、大きな試練が襲いかかろうとも大丈夫な為に必要な視座でもあったのです。f:id:hn0709:20211215144716j:plain