イエローダイヤ・マン1383

 天井から床まで降りる一本の銀の棒。これからの一軒家やマンションには是非とも欲しい。上へただ単によじ登るのではなく、身体の柔軟性やダイナミックを見せる。もし良かったら大きな鏡も全面に欲しい。美しい人に見られたいのは女性だけではない。万人が願う肢体のしなやかさである。二つの映画でこの銀の棒が出てくる。SOMEWHERE、そして、ブリングリング。どちらもソフィア・コッポラ監督の作品だ。金欠の僕なのに、こころがむちゃくちゃ温かい。この銀の棒のお陰である。