デニム・ブルーママン9の18

 ちょうど国全体が1964東京オリンピックへ向けて大変な盛り上がりを見せていた頃。スポーツは参加することに意義があると、こころ揺さぶるキーワードで子供も大人も老人も男も女も、この舞台へ期待を賭けていたのです。日本の戦後復興が凝縮されている点が目を見張る。そして容子は特別な感じをスポーツに対して抱く発火点にあたる。スポーツを観戦することにも大きな夢は宿るという観点です。芸術も同じかも?って当たりをつける。みんなで感動を分け合い、憧れや願いを叶える経過や成し遂げる歓喜は、言葉にはならない類いだったのです。平和の灯火は聖火そのものだったのです。