デニム・ブルーサファイアママン7の18

 ヨッキちゃんの言うことは当たっていて数日後今度は二階で寝ている蚊帳の中で、むかで騒動が起きる。容子の足を何かが触っていく・・・それはもじゃもじゃしていた…って言うのですが、毛虫だと本人は思ってたようで後からムカデだったことを知る。しかも蚊帳の中。夜通し電気を付けて発見しようと騒ぎまくっても見つからなかった。みんな、諦めます。容子はしかし二度とは眠れずその朝まで起きて憔悴していたようです。しかしまだ、蛇よりはマシかもな・・・・?それは大きな転機でもあったのです。田舎では虫や生物との様々な共生が求められ、ミミズだってカエルだって嫌だ・・・では済まないという生活的概念です。私も、刺されて病院に行くまではならなかったことに光明見出すしかない。しかしもじゃもじゃしてちくちくした毛が自分の足を歩いていったことは感触として何年が経過しても残っていただろうはありますよね。クモだって、ヤモリだって人間と同じテリトリーで生きている。それを度外視しては自然との共生は無理からぬ・・・こうして強い自己を育むきっかけになっていくのは自然の摂理で容子にとってのヨッキちゃんの発言も貴重なものとなっていくのです。彼は釣りが大好きだったのです。糸を垂れたまま何時間もそうしている時間を競うのなら彼に勝る人間はいなかったでしょう。