餅は餅屋か~~不遇だった俺の待遇がガバチョと改善されていくのも辛い。最初から厚遇してくれれば良かったのに?と容子の変わり身の速さに驚く。お金を一刻でも速く手にしたいあいつの気持ちは、俺もバンカーだったからよく解る。もしも競売になって売れなくても身内が落札出来る。心配無用なのに、知識がない故に、憔悴する姿に、俺は憐れみを超えた情愛を禁じえない。あいつの為に一肌脱ぐ積りでいるし、この交渉で頓挫しても、いずれは俺達の土地になる運命だ。俺はこういった不動産の競売に悲しいかな関わってきて、今こそ大事にされている厚遇を、恐れ入りました!!とクールな面持ちで見ている。この処お昼には、シオコブ入りの海苔おにぎり大が一個、定位置に置いてあって、このご飯に有りつけることが唯一の幸せ!!おにぎりに勝るものなどこの世にはない!!デルスカイしてくれ~~一俵のお米の重たさだ!!