みんなにはそんなに機会も暇もないだろうが、俺は頻繁にシンデレラタイムに各コンビニのパーキングを回っている。深夜若者エリアを見て回って感じることは、カップルの時、その車での飲み食いはほぼなく、買ってもドリンクくらい。しかし独身男性ひとりの場合、盛んにすまほを充電しつつも手がシャカシャカ動いていて、飯も同時にかっ食らっていて、見るも優雅の反対の様相ではあるものの、ここに日本の至宝をまざまざと見て溜飲をおろす。なぜだろう？結婚しようと決めた時から人間は束縛されるからだ。確かに一定の仕事は出来る責任感の塊の自分にはなる。相手を思いやり、家族への貢献も出て来る。家庭を持つの良い面ばかりを日本社会は謳ってきたが、あえて、俺だけは異論を唱えたい。イートインで税率を掛けず夕飯を食っている男性たち、そしてそこでたむろ出来ず、ひとり、ひっそりとポケチキレッド(ホット)を齧る女子を日本の至宝だと目測する俺の換算に狂いはないだろう。自信がある。シンデレラタイムにはセブンイレブンのパーキングは独身男性の車で埋まる。車内で飯を食ったりデザートに舌鼓を打つ。かなりの思考が柔軟性を持って稼働しているのに対して、カップルの考えていることはどこかぎこちなく懐疑的。将来はあるのにお互いが歩み寄れずに双方地団駄を踏む。俺から言わせれば独身の方に実がある。日本の将来を真剣に論じるのなら家庭を持ってからでは遅い。ちまちましたお子遣い制に縛られる前に奮起力を俺から促しておこう。
